FP2級試験独学合格テクニック3:債券の利回り、計算方法

「金融資産運用設計」の中で「債券の利回り」を計算で求める問題があります。FP2級を独学で学ぶ人の中でも苦手な人が多い分野です。でも、実はやっていることはきわめてシンプル。公式を丸覚えするのではなく、理屈で理解すれば突破できます。ぜひ頑張って得意分野に変えたいですね。

債券の利回り計算では次のような公式を覚えさせらると思います。例えば「所有期間利回り」だと、、、

         (売却価格ー買付価格)
表面利率+――――――――――――
          所有期間
―――――――――――――――――――――――×100
           買付価格

となります。債券の利回りの公式には、最終利回り、応募者利回り、所有期間利回り、直接利回りと4つの種類分の利回り計算の公式があるので、全部公式を覚えようとしたら大変です。

公式を覚えるより、もっとシンプルに考える方がよいと思います。それは結局、いくら投資して、何年かけて、いくら儲けたのを考えるということです。例えば以下の問題を例にとって考えてみましょう。

表面利率1.2%、発行価格99円60銭の10年ものの長期国債を、発行から6年後に102円で購入し、償還日まで保有した。この場合の最終利回り(単利・年率)は?(2011年5月の学科試験より)

1)まず、この人は「いくらで買った(投資をした)のか」→102円で買ったのですね。

2)何年かけたのか→あと4年ですね。

3)いくら儲けたのか?→儲けは2つの側面がありますね。1つは、毎年のクーポンの受け取り。もう1つは売却した時の差益。

「毎年のクーポンの受け取り」は1.2%です。これは100円に対して1.2%ですから、1.2円ですね。それが4年分ですから4.8円。

「売却した時の差益」を求めてみます。102円で買って、100円で返ってくるわけですから、2円の損をしています。

つまりまとめると、クーポンで4.8円得をして、売却時に2円の損をしています。トータルで2.8円の得です。

2.8円を4年かけて得たわけですから、1年あたりの儲けは「2.8円÷4」で計算できますね(0.7円)。「利回り」というのは1年あたり”なんパーセント”儲けたの?、ということですから。この1年あたりの儲け0.7円を使いたいわけです。

さて、この人は102円でこの債券を買っています。つまり102円投資して、1年あたり0.7円が得られるわけです。0.7÷102×100=0.6863%という計算で利回りが求められます。

債券の利回りについては、まず「4つの利回り」があるのでこれを理解すること、そして公式ではなく、結局、いくら投資して、何年かけて、いくら儲けたのかを考えることが大事です。

携帯アプリ:電車でとれとれFP2級

電車でとれとれFP2級

 
Android版はこちら
 
iPhone版はこちら